◆書の未来をひらく 第2回公募 昂光書展

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◆書展概要
第2回昂光書展を下記の通り開催しました。
催事名:書の未来をひらく 第2回公募 昂光書展
主催:昂光会(代表 小林 紅琳)
後援:愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会・毎日新聞社
協賛:浅井梧竹堂・吸月堂・書潮社
会場:愛知県美術館ギャラリー (8階 J室1)
会期:平成24年7月24日(火)〜29日(日) 10:00AM 〜 6:00PM


(第2回昂光書展作)
題「見つめる」(古文 目による)
( )内も含め題ですが、ずっと以前に上田桑嶋先生は(品?)と書いて「愛」と題され、当時大事件になったことも、この頃ではこういう事にこだわる人も少なくなり時代の変化を思わせます。
私の場合は、大それたことではなく自然にそうなってゆきましたが…。
今回展の作品は、最初古文の「目」を書くつもりでした。構想段階でやがて題は「見つめる」とし、瞳を効果的に書くつもりでしたが、極小の原稿を作っていくうちに左右相称の二つの目を書きたくなり、二つで一組とする方向へと発展してゆきました。題の「見つめる」にこだわると一つでは表現しにくいことに気付きましたから…。
枠の大きさを縦が180cmとなると横は大きくならざるを得ず、又書く場所と時間が限定され、結局は1枚で仕上げることとなりました。その準備段階で両側上方の小さな枠をつけ加えウイング=翼をつけてみたいと試みました。
小さな原稿の時点で「目」だったものがだんだん「見つめる」と変化したのは、結局いつも自分の心の内を見つめているからで、自分との対話、思索がなくてはモノは作れないと思っていることを改めて感じさせてくれました。
こうして今回作は、古文の(目)を借りて自分の心の内なるものを見つめ直し、形象を借りて外へと翼をつけて飛び出そうとする二極を自分なりに表現出来たかと考えております。
ご感想お聞かせ下さいませ。


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◆出展作品
【会員】
小林 紅琳 見つめる(金文 目による)
小幡 釣舟 信仰の告白(我光をみあげ…)
【賛同出品】
伊藤 真葉 仏拂塵
萩原 魚川 非器
簡 恵美 遊
近藤 桂鸞 石川啄木歌「霧ふかき…」
中村由美子 山田瑞穂句「おもむろに…」
【一般公募】 27作品 |
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